「紡ぎ音」
がれきが散乱している町の中を山車を動かす人たち。その姿に神聖なものまで感じ心を動かされた反面、身内を亡くし、
家を失い、生活もままならないときに、どうして「祭り」をするのだろうかという疑問が湧きあがった。「復興」を目指して頑張る姿。
そんな簡単なヒロイズムだけでは片付けられないものがあるのではないだろうか。その奥にあるものを、知りたくなった。
(作品ステートメントより抜粋)
受賞者プロフィール
岩波 友紀(いわなみ・ゆき)43歳・男性
1977年長野県生まれ。早稲田大学第一文学部、武蔵野美術大学建築学科卒。
日本の全国紙のスタッフフォトグラファーを経てフリーの写真家。現在福島県に在住し、
東日本大震災と福島第一原発事故のその後の作品制作を続ける。
[受賞歴]
2014 Critical Mass Top 50
2017 Tokyo International Photography Competition
2017 DAYS国際フォトジャーナリズム大賞 審査員特別賞
2017 NPPAベストオブフォトジャーナリズム3位
[写真展]
2016「もう一度だけ/One last hug」ニコンサロン(銀座、大阪)
2019「Blue Persimmons」ニコンサロン(銀座、大阪)